◁ お知らせ一覧へ

コラム 食品機器の腐食対策「チタン」へのパーツ置換

食品関連の製造現場において、高塩分や酸性環境による食品機器パーツの腐食と、それに伴う頻繁なメンテナンス・手間に悩まされていませんか?
これらのパーツを「チタン」へ置き換えることで耐食性を向上させ、腐食課題を解決できる可能性があります。
本コラムでは、チタン化のメリットと加工における技術的ハードル、そしてそれらを克服する当社のソリューションについて解説します。

1. 食品機器における金属腐食のメカニズムとチタン化の課題

金属の腐食とメンテナンスの課題
食品製造現場の機器は、食塩や有機酸を含む液剤に日常的に晒されされるものもあります。
一般的に用いられるステンレス鋼でも、液が滞留しやすい隙間や構造部では、局所的に「孔食」や「隙間腐食」が発生し、機器の寿命を縮める原因となっているかもしれません。

チタンの材料特性とプレス加工のハードル
チタンおよびチタン合金は、表面に強固な受動態皮膜を形成するため、優れた耐塩素イオン性・耐有機酸性を発揮し、錆や金属イオンの溶出を大幅に抑制します。
しかし一方で、金属加工においては以下の理由から一般的な「難加工材」に分類され、製造が難しいとされる傾向にあります。
• 大きな弾性回復: 縦弾性係数が鉄の約半分と小さいため、プレス成形後に形状が大きく戻ってしまいます。
• 凝着の発生: 摩擦係数が高く金型に焼き付きやすいため、製品の傷や金型の破損につながってしまいます。
• 熱伝導率の低さ: 加工熱が逃げにくく蓄熱するため、工具の摩耗や加工精度のばらつきを引き起こしてしまいます。

2. 当社のチタン加工技術と品質管理体制
難加工材とされるチタンですが、当社では公的研究機関の協力を得てチタン加工技術の研鑽・検証を重ねており、高度な技術的バックボーンのもとで加工を実現しています。
• 図面がない現物からの「最適化提案」と一貫体制
「既存のパーツはあるが正式な図面が残っていない」という場合でもご安心ください。当社の技術者が現物を測定・図面化し、図面起草から試作・量産加工まで一貫して対応します。
• 自動車部品分野で磨かれた品質管理体制
厳しい品質基準が求められる自動車部品の受託生産体制を基盤とし、三次元測定機等を用いた寸法測定も可能です。

食品機器における金属腐食に関してお悩みやご要望はございませんか?加工の可否判断や材質選定のアドバイスも承っております。お気軽にご相談ください。
【お問い合わせ・ご相談はコチラから】