名取製作所のチタン

チタンは素材として優秀な性質を持っています。軽くて、強くて、錆びないという性質は、他の金属と比べるとはっきりと違いがわかります。
しかしその優秀な性能さの裏返しで弱点があります。それはチタンを加工する難しさにあります。

その難しいチタンの加工ですが、我々は下記加工技術で、お客様が必要としているものを形にしてきています。

チタンと一括りにしても、純チタンを初めて、様々なチタンの合金素材があります。弊社は中でも64チタン合金の加工を得意としております。これらの加工にあった高周波加熱装置などの様々な計算されたこだわりの設備を持って加工環境を整えております。

チタンの加工技術は発展途上中、日々進化しています。

最初のチタンは1790年に未知な元素として初めは「メナカイト」と名付けられましたが、1795年に成分分析により特殊な性質をもつ元素としてチタンと名付けられました。

しかしそれから純チタンが抽出出来たのは100年以上たった1910年で、実際に金属として実用化され始めたのは、さらに30年後の1946年です。その原因は取り扱いがとてもむずかしいことで、それゆえ価格も現在、他の素材と比べて高いです。

歴史として70年程度と浅いチタン加工ですが、その素材から作られる製品は今までにない機能性を発揮しています。

航空機、ロケットなどは、強さと軽さ、錆びにくさをもつチタンにはうってつけです。他にも、食器やタンブラー、ゴルフクラブ、メガネや時計から建材まで、日常の生活で使われています。その多くが加工の難しさから価格が高くなりがちです。

名取製作所は設立当初から、硬鋼材のような硬く取り扱いの難しい素材をプレス加工で製品化してきており、そのクオリティの高さから国内トップシェアを誇っている製品もあります。

チタンという難しい素材でも、 ご希望のクオリティに金属加工・プレス技術を使い、ご納得頂ける価格でご提供いたします。