チタンの弱点、チタン加工、切削加工

チタン加工するにあたってのチタンの弱点と言えるのは加工が難しい事が挙げられます。

チタンの弱点は加工の難しさ

取り扱いは大変ですが、解決可能です。
名取製作所にご相談ください。

チタンの弱点も、名取製作所なら解決いたします

ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得された、藤田選手の義足をチタンで製作しました
義足

義足のクランプです 義足部品のクランプ

高級感や数々のメリットにあふれ、なお底を見せないチタンですが、現段階で弱点もあります。
大まかに言ってしまうと、
①切削が難しい。
②プレス成形が難しい。
③溶接が難しい。
④価格が高い
といったところです。

「じゃあ、ダメじゃん」といわれそうですが、そうでもないのです。チタンはつぼさえ押さえてやれば、加工はそう難しくはないのです。 チタンの加工はなぜ難しいのでしょうか。それは、チタンの素晴らしい特性の裏返しなのです。

・引っ張り強度が強い → 大きな力が刃先にかかるため、工具が欠けたり、大きく磨耗しやすい。
・熱伝導率が小さい → 加工熱が工具と被削物にたまり、そのため工具の磨耗が大きくなる。
・ヤング率が小さい(=たわみやすい) → 寸法精度が出にくい、びびりを生じやすい。
・化学的に活性である → 工具と焼き付きやすい。

また、そのほかにも、耐摩耗性が悪い。また、溶接が難しい。切り粉が燃える恐れがあるといった弱点もあります。 なお、チタンの切り粉が燃えた場合は、注意が必要です。絶対に水をかけてはいけません。高温のチタンは水分子から酸素を奪い、水素を発生させ、 水素爆発を起こす危険があります。

また、二酸化炭素による消火もダメです。乾いた砂を用いてください。金属火災用の粉末消化剤がベストです。

以上、相当厄介なように思われると思いますが、ツボさえ押さえれば、恐ろしく難しいというものでもないのです。要はチタンの気持ちになればよいのです。 厄介ではありますが、きちっと手はずさえ整えればうなずいてくれるものなのです。

また、加工の機械も科学も日進月歩、昨日の常識は今日の非常識です。今までとは想像もつかないような世界が開けているところもあります。

名取製作所はその扉を開けるべく、日夜努力しています。
切削・プレス成形・接合・熱処理等の加工方法や、素材そのもののさらなる可能性を探るため、各種の実験・開発を行っているほか、日本のトップクラスの先生方にアドバイスをいただく体制も整っております。

そこで見つけた新しい機能や性質は、「チタン化」という道を通ってあなたの製品に 付加され、新しい用途が開けるのです。

私たちは、お客様からの問題提起に対し、ともに考え、その先を目指します。
そして、今日も私たちは申し上げます。

「あ、それチタンで作ってみませんか?」

名取製作所のチタン加工、切削加工

名取製作所はチタンを加工するにあたり、知識と人材、設備を取り揃えておりおます。
精密加工を行う5軸のマシニングセンターから放電加工機、旋盤加工機、プレス機等々。また、お客様の満足の行く品質の製品をご提供するにあたり、必要な工具や金型を自作し、高品質な加工技術を実現しています。

チタン素材は、純チタンから64チタン、ベータチタンを得意としております。それらの素材を加工して作った製品の一部をご覧くださいませ。

ロフストランドクラッチ 板ピース 自転車関連部品

その他加工製品はこちらからご覧ください。

コストダウンを実現するチタンのプレス成形加工

名取製作所はプレス加工を得意としており、チタンへのプレス加工も例外ではありません。

60年間の難加工材へのプレス加工を行ってきている実績をもち、チタンへのプレス成形技術も日々進化しております。チタン加工するにあたり、試作から量産までのチタン品への品質を保証しています。プレス成形加工でコストダウンを実現する為、お客様と一緒に作り上げていきます。

チタン切削加工について

チタンを切削加工する加工方法は、機械加工では、マシニングセンタ、汎用フライス加工、汎用旋盤加工で行っています。

上記で記述した通り、チタンは加工がしづらい素材です。名取製作所のチタン切削加工は、被削物との接触が断続的で相性がいいとされているエンドミル加工や正面フライス加工で対応しています。ドリル加工、旋削加工などでも行っております。

コストダウンの実現にはプレス成形加工の他に、焼結による成形や、レーザーによる粉末積層造形法で形をある程度成形させる方法があります。協力工場ネットワークを使い、チタン素材・チタン合金素材にあった成形方法で切削加工のコストダウンを実現できます。

チタン合金加工について

純チタンの加工には、正面フライス加工が一番適していますが、チタン合金には各種それぞれの特徴があり、一概にどの加工方法が適切か難しいものがあります。これがいわゆるチタン加工の弱点とされる難しさにあたります。

温度に敏感なチタン合金全般に、エンドミル加工が比較的摩耗する面積が少ないため今のところ有効では有りますが、成形する大きさやコストから、まだまだ改善が必要な分野といわれております。チタンの分野は鉄や銅などと違いまだ60年程度しか立っていないこれから発展する分野です。日々の成長しているチタン合金への加工技術なら名取製作所へお問い合わせください。

これ、チタンでつくってみたいな、と思ったあなたへ

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チタン化8つのメリット

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